屋根塗装等のリフォームは修繕費用に計上できる?

屋根塗装と修繕費

屋根塗装のリフォームは修繕費用になるのか知ってます?

不動産を持っている方は、リフォームの際にかかった料金が修繕費に該当するのかは、とても気になる部分です。

修繕費と該当する工事は、不動産に対して通常の維持管理の為の現状復旧に使われた支出、となります。

その為、屋根の塗装が修復費に入るか否かは、劣化した屋根の為の工事だったのかが焦点となります。

板金屋根を例にして挙げると、材料自体の耐用年数が10年程度と言われています。

10年以上経過した上での屋根塗装で有れば修繕費用です

10年以上経った上での屋根塗装であれば、間違いなく修繕費に該当するという事となります。

また、5年程度で色を変えて外観の雰囲気を変えたいが為の屋根の塗装工事の場合は、資本的支出となってしまうので、修繕費には該当しません。

修繕費は、あくまで建物の劣化による修復という捉え方ですので、資産の価値を増やさない修繕であれば該当する事となります。

しかし、新たな資産習得の為の修繕や、用途変更の為の修繕であれば、該当する屋根の修繕でも修繕費として認められません。

明らかに高価な屋根材量を使うと修繕費用になりません

著しく高価な屋根塗装材料を使った際も該当しない事がありますので、注意しましょう。

修繕費に該当する屋根の塗装にかかった費用は、全て産出出来ます。

塗装工事以外の、足場の費用や後片付け等の費用等、屋根の塗装に関わった全ての事を該当させる事が出来ます。

ただし、屋根塗装工事の中で、あきらかに修繕に該当しない工事が盛り込まれている場合は、その部分を除いた上での金額が、修繕費として計上されます。

一部張替えとか美観上で工事した物に関しては、同じ屋根のリフォームでも計上出来ません。

修繕費なのか資本的支出となるのか微妙な屋根状態であれば、素人では判断着きにくい事があります。

その場合は、屋根業者やリフォーム業者に点検をしてもらい、該当するのか否かを見極めてもらいましょう。

壁紙のリフォームを行う際に注意して欲しいポイント!

壁紙

壁紙をリフォームした際、壁紙が浮いてしまう事があります。

せっかく新築の様に内壁を綺麗にリフォームしたのに、壁紙が浮いてしまうなんて困りますよね。

しかし、古い建物に新しい壁紙を貼ると、どうしても古いながらのアラが出てしまう事が多くあります。

壁紙のリフォームを行う時のポイント

既存の壁紙を剥がして、新しい壁紙を貼った場合は、裏打ちを残さないと下地がガタガタになってしまいますので、裏打ちを残して既存の壁紙を剥がします。

その上をパテで平らに仕上げて新しい壁紙を貼るので、本来は綺麗に平らに仕上がるはずです。

しかし、既存の壁とパテの密着度は新築のように100%とならないので、そこから空気が入って壁紙に浮きを発生させてしまう事があります。

既存の壁がプリントボードの場合は、その上にパテ処理をして平らにして新しい壁紙を貼ります。

しかし、どうしても既存の壁と100%密着しきれないので、空気が入ってしまい、壁紙が浮いてしまいます。

壁紙は密着性を高める事がリフォームのポイント!

どちらも、既存の壁に密着していないのですが、何故密着しないのかというと、建物が古いゆえのもろさが影響しております。

建物が古いので、どうしても少しの影響で揺れを発生させてしまいます。

その度に内壁も動くので、内壁下地のジョイント部分に動きが発生してしまい、結果的に壁紙も動くので浮きを発生させてしまいます。

この状態は、古い建物の壁紙リフォームをした際、必ず起きてしまう現象です。これは、壁紙下地のプラスターボードを張り替えても、起きてしまう現象です。

建物自体が動いているので、どうしようもない事といえます。

これらへの対処方法として、プラスターボードのジョイント部分にメッシュテープを入れる事で、いくらか回避させる事が出来ます。

効果としては、リフォームの場合は50~70%程度と言われております。

完全に防げるとは言えませんが、気になるようでしたらリフォーム業者さんに問い合わせてみると良いでしょう。

また、リフォームの際の壁紙の浮きは、選ぶ材料によって軽減させる事が出来ます。
オススメは、厚手の壁紙を使う事。

厚手の壁紙は、万が一浮いてしまっても目立ちにくい性質があります。

逆に、薄手の壁紙は、浮くとすぐに目立ってしまいますので、選ばないようにしましょう。

逆に、このように念入りに下地にパテ処理を行わないような工法では、壁紙の浮きが酷く出てしまいます。

手抜きのリフォームも多々ありますので、下地をきちんと処理してくれるのかもチェックしましょう。


こちらのコンテンツの執筆者

元々は壁をメインとしたリフォームを行っていた職人です。新築も時折請け負っていました。

けれども最近の建築業界の中抜きのひどさに呆れ、業界を去ったライターです。事実を掲載しています。

代表的な記事としては 外壁塗装は評判で選ぼう!千葉の業者TOP3 が有名な記事です。

数多くの千葉県民の方がこの記事を参考にリフォームをされています。

屋根に雪止めを設置するリフォームの重要な意味!

屋根の雪止め

民法には、隣地に雪や雨等を落としてはいけない規定があります。

積雪対策に!屋根に雪止めを設置するリフォームがおすすめ!

建物自体の隣地境界線からの後退距離は、その用途地域にもよりますが1m程あります。

しかし、その後退距離は壁に対しての法なので、庇はその壁ラインより飛び出ます。

一般的な庇の出は450㎜~600㎜なので、屋根に乗った雪に勾配の勢いが付くと、簡単に隣地に落としてしまいます。

隣地に雪を落とすだけでしたらマシですが、隣地の物を破損してしまったり、人に危害を加えてしまうと、目も当てられません。

自分の家の物を破損したり、自分自身が屋根からの落雪に当たってしまったりと、このような経験をされた事がある方も多いのではないでしょうか。

雪の多い地域にお住まいの方は雪止めのリフォームは必須です!

よくあるパターンは、自分の家の屋根の雨どいを屋根の積雪で破損させてしまう事。
シーズンオフになると、毎年雨どいの修繕を依頼しているお宅も多いようです。

度重なる積雪の際に、大きく役立ってくれるのが雪止めです。

屋根に積もった雪が勢いよく落ちるのを防ぎ、徐々に雪を落としてくれる作用を担っております。

お隣さんに迷惑をかけたり、自分自身が危害を加えられる不安は払しょくされるので、気になる場合は雪止めを付けましょう。

雪止めは、ホームセンターでも販売しておりますが、素人が取り付ける事はオススメしません。

雪の勢いのパワーは想像以上に強いので、少しの積雪で雪止めが取れてしまう可能性があります。

その雪止めで周りに危害を与えてしまっては、大変です。

雪止めは、リフォームで付ける事が可能です。カラーベスト等のスレート系の屋根材には、ネジや接着剤で取り付けます。

その他の屋根材には、ネジ等で板金の強固に取り付けます。相場は、個数にもよりますが、1件分で6万~13万程度となります。

また、北国でよく見かける鋼製の網の落雪防止の雪止めは、1mで4~6万円程となります。

あくまで、工法と個数により料金は異なりますので、リフォーム業者に相談してみましょう。